【配信】ネットフリックスの「広告つきプラン」が苦戦、利用率は0.2%
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた調査会社アンテナのデータによると、米国で11月にネットフリックスに新規加入した会員のうち、広告つきプランに登録した割合は9%で、このプランの利用者の43%は、より高額なプランからダウングレードした会員だったという。
また、広告つきプランを利用する米国会員の割合は、11月末時点でわずか0.2%にとどまっているとアンテナは報じている。
ネットフリックスは、9月30日までの第3四半期における米国とカナダの合計加入者数を7340万人と発表しており、カナダでのこのプランの利用者の割合も0.2%と仮定すると、11月末時点の広告つきプランの加入者数は約14万7000人と推定できる。
この数値は、投資家の期待を大幅に下回っている。JPモルガンのアナリストのDoug Anmuthは、米国とカナダの広告つきプランの加入者数が、2023年末までに750万人に達し、売上高が6億ドルに達すると予測していた。
ネットフリックスの広報担当者は、アンテナの分析に異議を唱え、フォーブスに寄せた声明で「新プランはまだ非常に初期の段階にあり、我々はその立ち上げに満足している」と述べ、アンテナのデータには多くの不正確な点があると主張した。
今回のアンテナの報告は、ネットフリックスの広告つきプランが、一部の広告主に保証した視聴率を達成できておらず、「広告主は広告費の払い戻しを受けられるようになった」とDigidayが15日に報じたのに続くものだ。
同社は、11月3日から月額費用を6.99ドルに引き下げた広告つきプランの提供を開始し、加入者数の減少を食い止めようとしている。ネットフリックスは、今年の最初の2四半期で100万人以上の加入者を失った後、第3四半期に240万人の新規加入者の獲得を報告した。同社が、加入者数の減少を報告したのは、この10年間で初めてのことで、株価は急落し5年ぶりの安値をつけていた。(以下ソース)
12/21(水) 11:45配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/04ff08111cf3b9bcfa7e3dd00b875d0ead600db7
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