【株式市況】
11月米卸売物価指数(PPI)が予想を上回ったため、来年の利下げ観測が後退し、ダウ平均は305ドル安となった。午後には長期金利が上昇し、下げ幅を拡大していた。シカゴ先物終値にサヤ寄せで東京市場も売り先行となっている。今週は10月米消費者物価指数(CPI)やFOMCで波乱の可能性もあり、売り方買い方ともにポジションの巻き戻しも想定される。手がかり材料に乏しいことから、積極的な売買は限られ、反落後は揉み合いが予想される。11月の国内企業物価指数は118.5と8カ月連続で過去最高を更新している。市場予想を0.4ポイント上回った。