米、4連続0.75％利上げ　FRB、金利見通しの上振れ言及

　【ワシントン共同】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会（FRB）は2日、金融政策を話し合う連邦公開市場委員会（FOMC）で、主要政策金利について0.75％の引き上げを決めた。4会合連続で通常の3倍となる異例の上げ幅を決定。パウエル議長は記者会見で「9月に予想した金利水準を今後、上回る可能性がある」とし、金利のピークが将来的に従来予想の4.6％よりも高くなる可能性に言及した。

　急激な利上げは、景気後退につながるとの懸念が強まっている。パウエル議長は、物価を安定させつつ景気減速を抑制できる「道筋が狭まっている」と述べ、経済悪化の可能性を認めた。

11月3日(木)07時01分　共同通信
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