【株式市況】
日経平均は下げ幅を一時600円超に拡大した。フィッチが、米国国債を最上位の「トリプルA」から1段階低い「ダブルAプラス」に引き下げた。今後3年間で予想される財政悪化や、債務上限問題を巡る政治の混乱を理由としている。米長期金利は4%台まで上昇し、ナスダックが下落したことも嫌気している。内田日銀副総裁が、「粘り強く金融緩和続けることが一番大切で、緩和をうまく続けるためイールドカーブコントロールをやることで、市場機能への影響は不可避」と述べたことも、悪材料視されているようだ。時間外取引のダウ先物は小幅安に留まっている。