【経済成長率】23年度実質GDP成長率は1.3%、名目は約30年ぶり高水準-内閣府試算【政府経済見通し】

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1: 名無しの投資家 2023/07/20(木) 16:07:15.56 ID:GsSyk3gk
→名目GDPは4.4%に引き上げ、消費者物価への価格転嫁など反映
→消費者物価見通しは2.6%に上方修正、当初予想より強めに見込む

内閣府は20日に公表した日本経済の年央試算で、輸出の減速などによる景気下押しを見込み、2023年度の実質国内総生産(GDP)成長率を下方修正した。物価変動の影響を反映した名目GDPは当初見通しを大幅に上回り、約30年ぶりの高水準になるとみている。
□政府経済見通し – 内閣府
https://www5.cao.go.jp/keizai1/mitoshi/mitoshi.html

  内閣府の資料によると、23年度実質GDPは1.3%程度(555.9兆円程度)と試算。1月に閣議決定された今年度政府経済見通しの1.5%から下振れた。名目は政府見通しの2.1%を大幅に上回る4.4%程度(586.4兆円)と1991年度の同5.3%以来の高水準に引き上げた。消費者物価を中心とした価格転嫁の進行と輸入物価の下落傾向を反映させた。

  一方で、消費者物価(総合CPI)は2.6%程度で政府見通しの1.7%から上方修正した。試算は政府によるエネルギー関連の激変緩和措置を反映しており、想定寄与度0.5%ポイントを差し引きすると23年度は3.1%程度、24年度は1.4%程度になると予想している。

  今回の内閣府の試算は政府が今年度のインフレ圧力を当初予想より強めに見込んでいることを示している。一方で、日本銀行は消費者物価の先行きについて、今年度半ばにかけてプラス幅を縮小していくとみており、政府・日銀間の物価見通しのずれが明確になった。

●2023年度内閣府年央試算
 22年度実績 23年度試算 24年度(参考)
 実質GDP 1.4% 1.3% (1.5%) 1.2%
 民間消費 2.4% 1.6 %(2.2%) 1.3%
 民間設備投資 3.1% 3.0 %(5.0%) 3.0%
 名目GDP 2.0% 4.4 %(2.1%) 2.5%
 561.9兆円 586.4兆円(571.9兆円) 601.3兆円
 総合CPI 3.2% 2.6%(1.7%) 1.9%

出所:内閣府

注1)カッコ内は23年度政府経済見通し、 注2)23、24年度の総合CPIは激変緩和策の影響含む値

  複数の関係者によると、27、28日に開く金融政策決定会合で議論される新たな経済・物価情勢の展望(展望リポート)では、23年度の生鮮食品を除くコアCPI見通しを現在の前年比1.8%上昇から2%台に上方修正する一方、24年度は現在の2%から大きく変わらず、小幅の引き下げとなる可能性がある。
□経済・物価情勢の展望(展望レポート) : 日本銀行 Bank of Japan
https://www.boj.or.jp/mopo/outlook/index.htm

日銀の24年度物価見通し、2%近傍となる公算大きい-関係者 – Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-14/RXRMF4T0AFB401

2023年7月20日 14:53 JST
Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-20/RY2SPUT1UM0W01


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