【Z世代の恋愛事情】恋人がいない人は6割、デートは「5000円以内・割り勘」が当たり前に!
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近年よく使われている「Z世代」は、「インターネットがあって当たり前の時代」に生まれた「デジタルネイティブ」の世代であり、ネットリテラシーが高いなど、これまでの世代よりもさらに新しい価値観を持つとされます。2000年以降に成人になった「ミレニアル世代」よりもさらに下の世代で、現在10代~20代前半にあたるZ世代は、恋愛やお金についてどのように考えているのでしょうか。
本記事では、2022年に実施した調査データに基づき、Z世代の恋愛事情や金銭感覚について解説します。
Z世代で恋人がいない人は約6割
株式会社Parasolが運営する「恋愛婚活ラボ」が2022年1月に実施した調査結果の一部を紹介します。Z世代にあたる18~20歳の男女を対象にした意識調査によると、「現在恋人がいない」と答えた人は全体の約63%でした。また、恋人がいない人に「恋人が欲しいか」と尋ねたところ、男女ともに約81%が「欲しい」と回答しました。つまり、恋人が欲しくてもできない状況にある人が男女ともに多いということです。
Z世代が出会いを探す場所として、男女ともに1位に挙げたのは学校で、そこにサークルや友達の紹介と続くなど、オフラインでの出会いを求める人が多いことがわかります。しかし、コロナ禍でオンライン授業が導入されるなどの影響でリアルでの出会いが難しくなっていることから、SNSやマッチングアプリなどのオンラインの場で出会いを探す人が増えているようです。
デートに使う金額は5000円以内
Z世代の金銭感覚についてもチェックしてみましょう。前出の調査によると、Z世代が1回のデートに使う費用で最も多いのは、「5000円以内」でした。性別ごとに見ますと、1回のデートに使う費用を「1000円~5000円」と答えた人は、女性は約77%、男性は約52%と男女で若干の差が見られます。また、デートの内容は、1位が食事デートで2位がお家デート、3位が買い物デートという結果でした。ドライブなどの特別感のあるデートよりも、日常感のある等身大のデートを楽しむ傾向にあるといえます。
加えて、Z世代では男女でも「割り勘」が当たり前です。デート費用負担についての質問には、女性の約56%、男性の約32%が「割り勘」と答えています。お金に関して対等な関係を望む人が多く、特に女性でその傾向が強まっていると分析できます。男性の場合は、「男性が多め」と答えた人も36%いましたが、割り勘と答えた人の割合とはさほど変わりません。
Z世代の9割が結婚願望を持つ
同調査では、Z世代の結婚願望についても尋ねており、全体の約89%が「将来結婚したい」と回答しています。Z世代はデジタルネイティブであり、オンラインで常に他人とつながることが当たり前な分だけ孤独感も覚えやすく、心の安定や癒やしを求めて結婚したいと考える人が多いようです。「何歳までに結婚したいか」という質問に対しては、男女ともに最も多かったのは「30歳まで」という回答でした。また、結婚後も女性には働いてほしいと考える男性が増えています。
Z世代は金銭面において男女で対等な関係を好む
デート費用の割り勘が当たり前であり、男女でフラットな関係を好むカップルが増えているのがZ世代の特徴です。また、そういった対等な付き合い方ができるのが長所だといえるでしょう。コロナ禍の影響もあり、恋人を持つ割合は4割程度にとどまりますが、Z世代での大半が結婚願望を持っています。ただし、結婚後も共働きをするのが前提であり、女性にも同等の経済力を求める男性が増えているのが現状です。
出典
恋愛婚活ラボ 恋愛・結婚に関する意識調査
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルフィールド編集部