【為替相場】ドル140円超に押し出す三つの円安材料、トレーダーがにらむ手掛かり

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1: へっぽこ立て子@エリオット ★ 2022/07/13(水) 14:50:26.62 ID:CAP_USER
→円売りの火種は、投資家心理改善と原油価格急騰、貿易赤字拡大
→対ドルの円売りはマクロ投資家が好む取引-サクソ・キャピタル

外国為替市場で円相場が対ドルで節目の140円超に向かう中でトレーダーは海外金利差を超える円売りの理由を探っている。

  新たな円売り要因に最もなりそうなものは、投資家心理の改善と原油価格の上昇、日本の貿易赤字の急拡大といった三つだと言う。

  サクソ・キャピタル・マーケッツのストラテジストのジェシカ・アミール氏は、「ドル・円は最も取引がしやすく、人気の通貨ペアになるだろう」と指摘。その上で、「市場は一段と円安になる理由を探している」とし、ドル・円は145円に達する可能性があるとみている。

円安進行/ドル・円はすでに1998年以来24年ぶりの高水準/Source:ブルームバーグ
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以下の三つのチャートは、円安が進むきっかけになると投資家が着目している。

1. 投資家心理
  シティグループが示したグローバル投資家心理の指標によると、4月と6月に円安に振れた局面のように市場はリスクへの不安が再び薄れつつある。この変化が続けば、避難先としての円を支える要因は失われ、投資家は円売りを加速することになるかもしれない。

  モントリオール銀行で通貨戦略のグローバルヘッドを務めるグレッグ・アンダーソン氏(ニューヨーク在勤)は、最近数カ月の株式相場の調整が円安を抑制していると指摘する。もし株式相場がやや回復し、他の全てに動きがなければ、ドル・円は上昇に転じるとみる。

リスク回避姿勢/リスク回避姿勢の低下が円安を後押し/Source:ブルームバーグ、シティグループ
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2. 原油

  原油高は輸入国の日本には打撃だ。日本の輸入コスト増を踏まえれば、円は今後も売られやすい資産になり得る。キャピタル・ドット・コムのトレーディング責任者のブライアン・グールド氏は、日本はまだ石油を購入する必要があり、さらに圧力がかかる可能性があると指摘する。

  モントリオール銀行のアンダーソン氏は、ブレント原油先物が1バレル=125ドルの水準に戻ればドル・円が140円を超えると予想する。原油は米利上げよりも重要なドル・円の推進力だとみる。

原油高/Source:ブルームバーグ
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3. 貿易赤字

  日本の貿易赤字が膨らんでいることも円売りを活発化させるため、貿易収支にも注目が集まっている。JPモルガン・チェース銀行は今年の貿易赤字が11兆円(800億ドル)と過去最大になると予想している。

  JPモルガンの佐々木融市場調査本部長は、投機的な投資家による政策転換の思惑で売られてきた円は現在、貿易赤字に関連した実際の資金の流れが重要なリスクになっていると指摘。この傾向は今後も続くだろうとの見方を示した。

貿易赤字/原油高が輸出国日本の貿易収支に影響/Source:財務省
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2022年7月13日 6:46 JST
Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-12/REW18TT0G1KX01


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