Microsoft、スクエニやセガ買収を一時検討 裁判で判明
複数の米メディアによると、マイクロソフトは2019年ごろ、ゲーム機Xboxシリーズのゲーム配信事業を強化するため、スクエニのソフト群を取り込む計画を進めていたことが証拠資料で公開された。
スクエニ以外にも、セガや米ゲーム大手バンジーの買収を検討していたことも明らかになった。バンジーはその後ソニーグループが買収した経緯がある。
マイクロソフトからコメントは得られていない。
マイクロソフトは22年1月、「コール・オブ・デューティ」など人気ゲームを手がけるアクティビジョンを687億ドル(発表時のレートで約8兆円)で買収すると発表した。欧州では認可が出たものの、英当局は買収を認めず、計画が暗礁に乗り上げている。
米国でも巨大テック企業へのけん制を強めるFTCが買収阻止に向け提訴し、サンフランシスコの連邦裁判所で審理が続いている。裁判では、証拠を調べる過程でマイクロソフトが巨額買収に至った経緯の詳細な検証が進められており、公開資料で続々と過去の内部情報が明らかになっている。
2023年6月29日 7:37
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN28DZY0Y3A620C2000000/