米最高裁、学生ローン減免を却下 バイデン政権に痛手
1: 名無しの投資家
2023/07/01(土) 06:53:36.26 ID:wfTXmgUO9
【ワシントン時事】米連邦最高裁は30日、バイデン大統領が掲げる連邦政府に対する学生ローン債務の減免プログラムについて、権限を逸脱しているとして却下した。物価の高騰で中間層の生活が厳しくなる中、2024年大統領選のキャンペーンに乗り出したバイデン氏は公約を阻止された形で、痛手となる。
バイデン政権は学生ローン減免の法的根拠として、新型コロナウイルス禍を背景に、03年の学生高等教育救済法(HEROES法)を用いた。しかし、ロバーツ最高裁長官は、戦争や国家非常事態を想定している同法のコロナへの運用は「行き過ぎ」と断じ、大規模な債務帳消しプログラムには議会の承認が必要であるとした。
バイデン氏は判決後の声明で「裁判所の決定は間違っている。全ての米国人に高等教育の約束を果たすために努力する」と訴えた。
学生ローン減免は、年収12万5000ドル(約1800万円)以下などの個人に対して1万ドル(約144万円)、低所得者向けの学費補助を適用されている個人には2万ドル(約288万円)をそれぞれ免除する内容。報道によると、約2600万人が既に申請済みで、全米で4000万人以上が該当すると推定されていた。
時事通信 2023年07月01日06時32分
https://www.jiji.com/sp/article?k=2023063001272&g=int