【IT】AMD、AI向け半導体を23年内に投入 NVIDIA1強に対抗
1: 名無しの投資家
2023/06/14(水) 08:04:24.69 ID:ieAWZrA1
【シリコンバレー=渡辺直樹】米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)は13日、生成AI(人工知能)向けの最新の半導体を2023年後半に投入すると発表した。対話型AI「Chat(チャット)GPT」などAI開発に使う半導体の市場が拡大しており、8割のシェアを握る米エヌビディアに対抗する。価格競争につながる可能性もある。
AMDが投じるAI半導体「MI300X」は複雑なデータを並列で計算する画像処理半導体(GPU)。生成AIの多くは半導体を使ったデータセンターのサーバー上で開発・運用されている。利用者から質問を受けてAIが答えを導く推論などの処理を担う。
「半導体の総所有コストを改善し、開発期間を大幅に短縮できる」。リサ・スー最高経営責任者(CEO)は同日開いた発表会でこう話した。AMDは新製品の価格を明らかにしていないが、半導体1つあたりのメモリーを増やしており、AI開発でGPUの利用個数を減らしてコスト低減につながるという。
AI向けの半導体は現状、1個数百万円するものもあり、チャットGPTを開発した米新興オープンAIはサービス開発に約1万個のGPUを用いているとされる。半導体の価格が下がればAI開発の全体の費用が下がり、サービスに参入しやすくなる。
AMDは半導体の中でもパソコンやサーバーに使い、頭脳の役割を果たすCPU(中央演算処理装置)を強みとし、米インテルからシェアを奪う形で成長してきた。今後エヌビディアが得意とするGPU市場に本格進出する。
AMDによると、AIに使うデータセンターを高速化する半導体関連の市場は23年の300億ドル(約4兆2000億円)から27年には5倍の1500億ドル超に成長するとみている。
2023年6月14日 6:14
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN13DS40T10C23A6000000/