エントリーシート「ChatGPTで書くと本当に楽」 就活での活用広がる可能性

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1: 名無しの投資家 2023/06/01(木) 07:20:11.55 ID:7nDaoW+P9
エントリーシート「ChatGPTで書くと本当に楽」 就活での活用広がる可能性 企業や識者の見方は

 6月1日から面接などの選考が始まる来年卒業予定の大学生らの就職活動で、学生らがエントリーシート(ES)の記入に、生成AI(人工知能)「チャットGPT(ChatGPT)」を使うケースが出てきている。チャットGPTは昨年11月に公開されたばかりで、企業側はどう対応するか手探りが続く。架空の話が作られるリスクもあり、識者は「自分の力で書くべきだ」と指摘する。(嶋村光希子)
◆「ChatGPTに書いてもらった」結果は…
 「友人から『チャットGPTでESを書くと本当に楽』とよく聞く」と話すのは、東京都内の大学の文系学部の女子学生(21)。自らは「バレそうだし、ズルしてる気になるから使わない」。
 都内の理系大学に通う女子学生(22)は「自己PRをチャットGPTに書いてもらった」と明かす。長所と短所を入力し文章を作ったが、「さすがに全文だと自分らしさがない」と部分的に使った。ただ、このESを提出した企業は書類通過せず、自力で全て書いた別の企業が通った。
◆背景に「フルコロナ」世代の影響か
 来年卒業予定の大学生はコロナ禍が始まった年に入学し、対面活動が制限された「フルコロナ」世代。オンライン授業になってサークル活動もできず、自己PRに苦手意識がある。このため、ES作成でチャットGPTに頼る学生も少なからずいるようだ。
 一方、企業側の対応について、雇用や労働問題の調査を行う「マイナビキャリアリサーチラボ」の東郷こずえ主任研究員は「政府のガイドラインもなく、企業の対策も様子見状態では」とみる。社員の生成AIの利用を認めるIT大手MIXI(ミクシィ)は「学生の利用は否定しないが、キャリアの最初の一歩を決めるのが就活の目的。AIは考えや知見を深めるためうまく活用してほしい」。別のメーカーの担当者は「禁止はできないが、面接で自分の言葉で話せないと面接官も気付く」と指摘する。
 就活の早期化で、チャットGPTの普及が急拡大した今春には既にES提出が終わっている企業も多い。「混乱が起きるのは来年度以降では」(大学の就活担当者)との見方がある。
 チャットGPTを巡っては、入力した個人情報が流出したり、架空の話が作り出されたりするリスクがある。学内向けに生成AIの活用を促す通知をまとめた東京大の太田邦史副学長は「個性が光り、本人の特徴が出る文章が重要。真実に基づき自分の力で書いてほしい」と訴える。

2024年卒業予定の大学生の就職活動 政府のルールでは3月1日から会社説明会、6月1日から面接などの選考活動、10月1日に内定解禁と定める。破っても罰則はなく採用活動を前倒しする企業も多い。人手不足による採用意欲の高まりで学生優位の「売り手市場」とされ、就職情報大手「マイナビ」の4月調査では、約半数で内々定が出ている。

東京新聞 2023年6月1日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/253620


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