インテル最終赤字最大に 1~3月、パソコン向けが不振
1: 名無しの投資家
2023/04/28(金) 08:20:38.94 ID:kFkgrTZC9
【シリコンバレー=渡辺直樹】米インテルが27日発表した2023年1?3月期決算は、売上高が前年同期比36%減の117億1500万ドル(約1兆5700億円)、最終損益が27億5800万ドルの赤字(前年同期は81億1300万ドルの黒字)だった。パソコンやデータセンター向けの半導体が不振で、17年10?12月期以来、四半期として過去最大の赤字となった。
部門別ではパソコン向けの半導体が中心の「クライアントコンピューティング」の売上高が38%減の57億6700万ドルだった。米IDCによると、1?3月の世界のパソコン出荷台数は前年同期比29%減となった。新型コロナウイルスの感染拡大期のデジタル特需から反動減が続いている。
サーバー向けの半導体が主体の「データセンター・AI(人工知能)」の売上高は39%減の37億1800万ドルだった。AI関連は成長分野として期待がかかっているが、各社は独自の半導体開発に乗り出しており競争が激化している。
自動車向け半導体の子会社モービルアイの売上高は16%増の4億5800万ドルだった。米アリゾナ州で工場を建設するなど、注力分野と位置づける受託生産事業の売上高は24%減の1億1800万ドルだった。
23年4?6月期の売上高の見通しは115億?125億ドルと市場予想の範囲にとどまった。27日の米株式市場の時間外取引で株価は一時上昇したが、その後2%前後の下落に転じた。
日本経済新聞 2023年4月28日 6:22 (2023年4月28日 7:43更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2705A0X20C23A4000000/