【株式市況】
米国市場では、大規模な預金流出が明らかになったファースト・リパブリック・バンクが30%安となり、金融不安から他の銀行株に売りが波及した。銀行の貸し渋りが懸念され、景気の先行き懸念が高まり、景気敏感株も安い。日銀金融政策決定会合では、現状維持が予想され、金融緩和が続くことは安心感につながりそうだ。今期3割減益見通しの(6857)アドバンテストは売り気配、(6954)ファナックは小幅高のスタート。(7751)キヤノンは3%高。サムスン電子の1-3月期営業益が95.5%減となったことも嫌気し、東京市場は売り先行となっている。