佐川急便やヤマト運輸が撤退した「Amazon」の個人宅への配達で、がっちり稼いでいる会社とは
3/27(月) 10:54 TBS Topics/Yahoo!JAPANニュース
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■Amazonの配達のカギは、“仲間”との協力?
佐川急便やヤマト運輸が『人手の確保が追い付かず撤退した』という、「Amazon」の個人宅への配達。それを引き受けることで、見事な快進撃を果たした会社があります。
それは、「AZ-COM丸和ホールディングス」です。現在は、関東エリアを中心に実施しているとのことです。
荷物量が膨大なAmazonの荷物を配送できる理由は、“中小の運送業者を1つにまとめる”という作戦が成功したことに関係があります。
実は、全国にある約63000の運送業者の8割以上が、トラック30台未満の配送業者だそう。
AZ-COM丸和ホールディングスでは、そんな中小の業者さんたちと一緒にAmazonの荷物を捌くため、「AZ-COM丸和・支援ネットワーク」という団体を立ち上げました。
このことについて、会社の社長は「自社だけでやりきれないから、仲間(他の中小の業者)たちと共に『仕事をしませんか?』と。そういう組織を作ってきた」と語ります。
ちなみに、ネットワークの会員になるとさまざまなメリットがあります。
たとえば、AZ-COM丸和ホールディングスから仕事を安定的に振り分けてもらえたり…
グループ経営をしている会社が車や燃料をまとめ買いしてくれるため、そこから会員は業務に必要なものを安く購入することができます。
こうしたメリットもあって会員数はぐんぐん伸び、今では1800社ほど。
会社にとっても、会員が増えれば配送エリアも増え、事業を拡大できるチャンスが広がります。
2023年の3月決算では、驚異の1715億円の売上げを見込んでおり、2040年には一兆円の企業づくりを目標としているそう。実現するのも決して夢ではないかもしれませんね!