【経済】移動販売に飲食以外が続々参入する理由…自転車の修理点検、通信教育の体験会も
コロナ禍でおなじみとなったが、最近は、物販やサービスなど飲食以外の業態による参入が都内で相次いでいる。
出店場所もオフィスから住宅街にシフト。私たちの購買体験が「店に行く」から「店が来る」に変わりつつある。
(大島宏一郎)
◆「近くにあって便利と喜ばれる」
高層マンションが林立する湾岸エリア。有明のマンション下では自転車の修理や点検を手がける移動店舗車があった。
「ここは自転車店が少ない場所。住民から『近くにあって便利』と喜ばれる」。同地区で2021年5月から2週間に1回ほど
出店する、電動自転車の買い取り販売店「イーチャリティ」(横浜市)取締役の今西一樹さん(45)は手応えを語る。
移動販売車を利用した通信教育「スマイルゼミ」の体験会=江東区で
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植物由来のスキンケア商品「SIKAme(シカミー)」を扱う移動販売車。三井不動産による車両の貸し出しサービスを活用した=江東区の豊洲公園で
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◆「商品を手に取りながら買える」
豊洲のマンション下では、通信教育「スマイルゼミ」を展開するソフトウエア開発会社が移動店舗車を活用し
タブレット型の学習教材の体験会を期間限定で実施。マンションに住む子連れの家族から好評だったといい
担当者は「自宅近くで気軽に参加できる点が良かった」と振り返る。
物販の移動店舗も増えている。車両の貸し出しと共に出店場所を提供するサービス「&MIKKE!」を手掛ける
三井不動産によると、これまでランドセルやマットレス、化粧品の移動販売車が出店。主な出店場所はマンション下
や駐車場で、同社担当の後藤遼一さん(33)は「実際の商品を手に取りながら買える」と、ネット通販(EC)との違いを
挙げつつ「忙しい共働き世帯を中心に需要が高い」と話す。
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東京新聞 2023年1月8日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/223826?rct=economics