【千葉】 「日本一運賃が高い」と言われた北総線、値下げしたら…通学定期客3割増で累積赤字も解消
1: 名無しの投資家
2023/06/24(土) 21:48:53.37 ID:Zo9taHFt
2023/06/24 15:45
北総鉄道(千葉県鎌ヶ谷市)は23日、株主総会を開き、2023年3月期の決算を報告した。最終利益は17億5800万円で、23期連続の黒字を達成した。高運賃の原因とされ、ピーク時に447億円(2000年3月期)に上った累積赤字は解消した。
同社は昨年10月、「日本一運賃が高い」とも言われた北総線(京成高砂―印旛日本医大駅間)の運賃を値下げしており、その後の収支が注目されていた。
新型コロナウイルスの影響が小さくなったことや運賃値下げによって、輸送人員は前年度比12・5%増の3531万人に伸びた。特に、値下げ幅の平均が64・7%と大きかった通学定期の利用客は、昨年10月以降に3割程度も増えた。同社は「多くの学生が自転車などから切り替えてくれたようだ」と分析している。
ただ、原油価格の高騰などマイナス要因もあり、輸送人員増加だけでは値下げによる減収などをカバーできなかった。最終利益は前年度比で0・7%減少した。
総会に株主として出席した白井市の笠井喜久雄市長は、通学定期の値下げについて「市民から感謝の声が届いている」と評価。「今後の客数の増加には、沿線のにぎわいづくりが重要だ」などと述べた。
同社はまた、室谷正裕社長が23日付で会長に昇任し、後任の社長に持永秀毅氏(京成電鉄取締役執行役員と兼任)が就任したと発表した。