「海外出稼ぎで給料2倍」成功談の裏で未払い&過酷労働も…「若者の日本離れ」現実は?
テレビ朝日系(ANN)
今年のゴールデンウィーク。大手旅行会社の試算によると、海外への旅行者数は20万人に上り、去年の4倍になる見込みだという。
一方で、去年から話題になっているのは、旅行ではない「ある目的」で海外に渡航する若者たちの存在だ。
国内の低賃金や円安を背景に、日本の若者が仕事を求め海外へ―
海外の飲食店でのアルバイトで、収入が日本にいた頃の倍になった―
こういったエピソードが、“出稼ぎ日本人”や“若者の日本離れ”といった鮮烈なフレーズとともに、報じられた。
“成功談”が大きな注目を集める反面、「住める家が見つからない」「最低賃金が守られない」「給料が支払われない」などといった、渡航先でのトラブルも報告されているという。
また、最近は一時期より円安が落ち着いている。巷を騒がせた「出稼ぎ日本人」は、今も増えているのだろうか。
■ホールのバイトで給料「日本の倍」…ネットが騒然
18歳から30歳までの日本国民が海外渡航の際、利用できる「ワーキングホリデー」制度。オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなど27の協定国との交流推進が趣旨で、滞在期間中の就労も許される。
このワーキングホリデーを利用して、去年の春、カナダ・バンクーバーに渡航した、ともみさん。日本で会社員をしていたころの給料は、月20万円ほどだったが、カナダの日本食レストランでホールのアルバイトとして週5日・一日8時間ほど働き、収入は日本で働いていたころの“倍以上”になったという。
ともみさん
「毎月旅行に行っても、貯金が50万くらいできたんです。本当にびっくりするくらい貯まっていて」
世界的な観光名所であるナイアガラの滝や、夜景で有名なニューヨークのエンパイアステートビルなどの名所を巡ったともみさん。そもそもは海外生活を経験したいというのが動機で、初めから「稼ぐこと」を目的とした海外渡航ではなかったが、“豪遊”していても予想外にお金が貯まった背景には、現地の高い賃金や、お客さんからもらえるチップ、さらには去年の間にみるみる進んだ円安の影響がある。
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